完全個室・パーソナルトレーニンングジム

IDLトレーナーの立川です。

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男性と女性では、予防に気を付けなくてはならない怪我は変わってきます。

例えばサッカーでは、太ももの後ろ側の筋肉「ハムストリング」の肉離れは男性の方がよく起こります。

これに対し、前十字靭帯損傷は「国内外の調査報告をみると、女性は男性よりも平均で５倍前後、発生頻度が高い」データがあります。

今回は女性が膝をケガしやすい原因についてお話していきます。

●なぜ女性は男性よりも膝を怪我しやすいのか？

膝前十字靭帯損傷はなぜ、男性よりも女性に多いのでしょうか？まず、受傷のリスクにつながりやすい骨格上の特徴があります。

①骨格の違い

女性は一般に、男性と比べて身長の割に骨盤の横幅が広く、出産のために骨盤の内径も大きいです。

そのため、太ももの前側の筋肉「大腿四頭筋」のライン（骨盤の外側と膝蓋骨を結ぶ線）と、膝の曲げ伸ばしに関係する膝蓋腱（しつがいけん）のラインの角度のずれが、男性よりも大きくなる傾向があります。

その結果、正面から見た膝関節は「外反（がいはん）」といって、体の中心軸に対して外側に反った状態に。

X脚気味になり、膝が体の内側に入りやすくなります。

②H /Q比の関係

H:Q比とはHはもも裏(ハムストリングス)でQはもも前(大腿四頭筋)です。

女性は膝の曲げ伸ばしに関係する大腿四頭筋やハムストリングの筋力が男性よりも弱い傾向があり、　この二つの筋肉の筋力バランスも問題です。

「けがの予防という意味では、大腿四頭筋の筋力を１とすると、ハムストリングは０．６程度は必要ですが、女性は男性と比べてＨＱ比が低めでバランスが悪く、前十字靭帯損傷に限らず、さまざまなけがのリスクに繋がる可能性があります。

トレーニングに例えると、女性は大腿四頭筋を有意に活動させながらスクワット動作を行っている為、ACLを損傷しやすくなります。

●最後に

今回は、女性が膝の怪我をしやすい原因についてお話ししていきました！

特に女性は、大腿後面を鍛えるのは大切になります。

大腿後面(ハムストリングス)の筋肉のバランスよく使うことによってACLの伸張ストレスを軽減させ損傷のリスクを減らしていきましょう！

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