皆さんこんにちは!
福岡市東区香椎照葉
パーソナルトレーニングジム
IDLトレーナーの田坂です。
いきなりですが、皆さん。
頑張ってダイエットを続けていても
「何だかやせにくい」と
感じる時期はありませんか?
それは、ホルモンの分泌と関係があるのです。
性別や身体の機能に大きく関わる
「性ホルモン」は妊娠や出産のほかにも
健康や若々しさ、キレイにも大きく影響しています。
ここでは、ダイエットを成功に導く
ホルモンとの上手な付き合い方を紹介します。
●女性にも男性ホルモンは分泌されている
「ホルモン」は、身体の機能が
正常に働くために分泌される成分。
女性ホルモン、男性ホルモンの他に
100種類以上も存在すると言われています。
女性ホルモンは妊娠や月経を司るほか、
丸みのある体つきや、肌や髪を美しく保つ
内臓脂肪がたまるのを防ぐなど
見た目の美しさや健康維持に
男性ホルモンは筋肉や骨格の発達
皮脂分泌や体毛の発育に関わっています。
男性にも女性ホルモンが
女性にも男性ホルモンが分泌されています。
●働きと特徴の違う2種類
女性ホルモンは
女性らしさや排卵に関わる『エストロゲン』と
妊娠に関わる『プロゲステロン』の2種。
・エストロゲン(卵胞ホルモン)
脂肪の燃焼を促す働きや
骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐ働きもあり
更年期前後にエストロゲンの分泌が減ると
骨粗しょう症のリスクが高まるのもこのため。
・プロゲステロン(黄体ホルモン)
排卵後から月経がスタートするまでに多く分泌される。
水分をため込む働きがあり、むくみやすくなる。
また、自律神経の動きも鈍り
イライラや精神的な不安定を招くことも。
●分泌サイクルを知ってかしこくダイエット
エストロゲンが多く分泌されている時期は
心身ともに快調で、集中力もアップ。
反対に、プロゲステロンが多く分泌している時期は
疲れやすく気分ものらないので
ダイエットの効果が出にくいもの。
ダイエットをスタートするなら
ホルモンの分泌サイクルに合わせるのがポイントです。
・分泌サイクル
【1】生理中 生理がはじまった日から約1週間:エストロゲン、プロゲステロン共に一定
【2】排卵前(卵胞期) 生理終了から排卵の前まで:エストロゲンの分泌量が増加
【3】排卵日前後3~5日間:プロゲステロンの分泌量が増加
【4】排卵の後、次の生理まで(黄体期):エストロゲンの分泌量が低下
この2つの女性ホルモンの分泌量と
ダイエットに適した時期を示したのが下の図です。
・ホルモンの分泌サイクルとダイエット好適期

●分泌サイクルを生かしたダイエットの実践ポイント!
ダイエットには向く時期
向かない時期があることがわかりました。
以下、時期ごとにポイントを紹介します。
【1】生理中 ダイエットはひと休み
心身ともに敏感になるため
ダイエットはひと休みするのがおすすめ。
激しい運動や食事制限などの無理をせず
リラックス効果のあるストレッチなどを。
【2】排卵前 ダイエットの好適期!
気持ちも体調も安定し女性らしい魅力が高まる時期。
脂肪燃焼が最も望める時期なので
ダイエットにはベストのタイミング!
エストロゲンの分泌量の多い時期に
筋肉を刺激すると
効率的に引き締められると言いますから
新しいトレーニングにもチャレンジしてみて。
【3】排卵後 少しずつペースダウン
気持ちが不安定になったり
顔や手足がむくみやすくなる時期(PMS 月経前症候群)。
体重を落とすよりも現状維持を心がけて
ヨガやストレッチ、ウォーキングなどを。
むくみやすい時期なので塩分を控えることを意識して。
【4】生理前 食欲増加にご用心!
眠気やイライラ
甘いものが欲しくなるなど
ダイエットの実践にはつらい時期。
むくみにより、一時的に体重が増加することも。
負荷のかかるダイエットは休んで
食べ過ぎに注意しながら、しっかり休養を。
●更年期に太る要因も女性ホルモン
脂肪の燃焼にも関わるエストロゲン。
更年期を迎え分泌が減ることで
脂肪が燃焼しにくい身体に。
また、相対的に男性ホルモンの割合が増加するので
皮下脂肪だけでなく、内臓にも脂肪がつきやすくなります。
なんとかダイエットを成功させようと
過剰な食事制限や運動をする人もいますが
これらはホルモンのバランスを崩すことにもつながり
かえってやせにくい身体にしてしまいます。
ホルモンの分泌サイクルに合わせた
効率のよいダイエットで
健康的な「やせ体質」を目指しましょう。
本日も読んでいただきありがとうございました。